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ゴールドコーストの魅力

2025年 4月 

サイクロン「アルフレッド(Alfred)」が3月6日(木)から7日(金)にかけてブリスベンあたりに接近、8日上陸、クィーンズランド州南東部地域のバス、電車及びフェリー等公共交通機関はすべて運休、ブリスベンの総領事館も6日及び7日は臨時閉館でした。Pacific Fair や Robina Town Centreは6日も7日休み、ゴールドコースト空港は5日(水)より閉鎖された。各所で洪水、多くの倒木等が発生、サイクロンの影響による停電は、自然災害によるものとしてQLD州史上最悪の規模となっており、クィーンズランド州南東部最大で30万戸以上で停電。ゴールドコーストでは最悪時約15万戸で停電となった。幸い我が家では数時間の停電だったが、街から離れた地域では1週間前後停電したところもあり、冷蔵庫の食料品がダメになったようです。街の多くの信号機が作動せず、洪水で100以上の道路が閉鎖、約100の携帯電話のタワーが壊れ、インターネットなど通信障害も発生した。

海岸線では時速100キロ超える風が記録され、ツィードヘッドで15mの高波、メインビーチでは12.3mを記録。 ゴールドコーストのランドマークQ1では横に約1.5mも揺れたそうだが、開発分譲した会社がいうには設計上時速205キロの風まで大丈夫らしい。ゴールドコーストの海岸線の約80%の砂が波に持っていかれたそうで、海岸に約2ー3mの浸食段差ができ、ライフガードの監視塔の1つの土台が浸食された砂と一緒に波にのまれて倒れ、いくつかは崖っぷちで残った。海岸はゴールドコーストの最大の観光資源なのでイースターまでにサーファーズとブロードビーチの海岸を優先的に復旧しようとしています。2017年にも同様の際には市は1000万ドル(約9億円)を費やしたそうなので今回もそれ位かかるらしい。今後の課題として人口のサンゴ礁を作るなどの案が出ています。3月のホテル稼働率が平均20%も下がったそうで、これは1億3700万ドル(約120億円)の損失らしい。

オーストラリア政府は2025年4月1日から2年間、外国人の投資家による中古住宅の購入を禁止すると発表。この規制は移民によるビザや就労ビザでも外国人は中古の不動産の購入ができなくなるという規制です。しかしホープアイランドやサンクチャリーコーブのようなITR(複合リゾート住宅地) は除外されているので、この禁止措置が住宅価格に与える影響は限定的かもしれません。シドニーでは過去10年間で住宅価格が約70%高くなり、現在の住宅平均価格が120万ドルまで上昇。シドニーでは売買平均価格が年収の13.8倍と言われており、16.7倍という香港に次いで不動産が高騰しています。バンクーバー12.3倍、ホノルル10.5倍、メルボルン9.8倍と続きます。中国やアジア圏の投資家による中古の不動産購入は昨年7月ー9月の3か月だけで12億3000万ドル。その3分の1が中国で4億ドル(約360億円)台湾、香港、ベトナム、インドネシアそれぞれ1億ドル(約90億円)。近く行われる総選挙の争点の一つで、中国からの投資を止めるための規制だという人もいるようです。


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